幼稚園の先生になる方法と収入について

幼稚園の採用・就職

幼稚園教育養成機関で必要な単位を取得することができる
見通しが立ち、免許状取得が見えてくると、
幼稚園の現場の採用試験へのチャレンジが始まります。

 

ただし、幼稚園教師の採用試験は、
一般就職などの時期と比べるとずいぶん遅い時期です。

 

たとえば、企業等の一般就職の場合は、
4年制大学であれば就職活動は3年生の夏くらいから始まりますが、
幼稚園の採用試験の場合は、それよりも1年後、
4年生の夏くらいからのスタートになります。

 

短期大学や専修学校の2年生課程の場合は、
2年生の夏から就職活動をスタートさせる事になります。

 

最近は、少々早まっている傾向もありますが、
それでもやはり、一般企業への就職に比べると、
幼稚園教諭の採用試験のスタートは「遅い」です。

私立幼稚園の場合

私立幼稚園の求人・採用は、
個々の幼稚園が独自に求人を行なったり、
その自治体の私立幼稚園団体等が組織的に行なうなど、幼稚園教員の求人や採用の方法は、
私立と公立、自治体や園によってもさまざまです。

 

殆どの場合は、個々の園の求人票が養成機関に送付され、
それが掲示されたり、学生専用のウェブに配信されたりします。

 

すると、学生はその情報を元に選択をし、
自分の希望する園の採用試験を受けます。

 

私立幼稚園団体などの組織的な採用方法の場合は、
学生は希望する地域等の団体に養成機関を介して
就職希望の登録をします。

 

そして、事前に履歴書を送付します。

 

団体に加盟している園は、その登録者の中から
条件が当てはまる学生に対して採用試験の日時等を連絡し、
学生がその園の採用を希望する場合は試験を受けます。

 

また、養成機関に求人がなくても、
園に直接、学生サイドから連絡をして、求人の有無を伺うこともありますし、
養成機関の教員の紹介などもあります。

 

採用の方法は、園によってさまざまですが、
殆どが面接と書類選考です。

 

特に面接によるところは大きいので、
教師になるための意欲的な取り組みや多様な経験、
人柄はとても重要です。

 

園によっては、一日実習体験、口頭試問、ピアノなどの実技、
簡単なレポート、ペーパーテストを行なうところもあります。

 

このように、幼稚園教員の採用・就職試験はさまざまですが、
いずれにしろまずは日ごろからの積極的な取り組みをすることが重要です。

 

そして、採用試験を受ける園を決める前に、
自分が希望する保育方針、規模、特色、勤務状況についても
明確にしておくことも必要です。

公立幼稚園の場合

公立幼稚園の教員採用試験は、各市町村単位で行われますが、
毎年必ず実施されるとは限らず、
欠員が生じた時のみ実施されることが多いです。

 

近年は、公立幼稚園が統廃合されたり廃止されるなどがあり、
採用はとても少なくなっています。

 

また、保育所保育士の採用と並行して採用試験を行なう市町村もあります。

 

ですから、公立幼稚園の採用試験を受けたい場合は、
事前に各市町村の教育委員会に問い合わせをすることが必要です。

 

公立幼稚園の試験の方法は、市町村によって違いがありますが、
多くは第一次選考で応募者の人数がかなり絞られ、
第一次合格者の中から第二次選考を行い、
その合格者が公立幼稚園採用候補として名簿に載せられます。

 

第一次選考は、筆記試験で、一般教養や教職教養、専門教養などが問われます。

 

第二次選考は造形や音楽表現、運動などの実技試験と面接と言うパターンが多く、
最近は実技でも、単なる実技ではなく、
保育場面を想定し、子どもに活動を提供するなどの
状況に応じた実践力が問われる課題が出されるところが多くなっています。

 

ただし、各市町村単位で試験の傾向は異なります。

 

自分が就職したい地域の試験の方法や問題の傾向は、
早めに調べて、対策を立てて試験に臨む様にしましょう。

 

さて、第二次選考に通り、公立幼稚園採用候補として名簿に載せられたとしても、
それですぐに採用が決定するとは限りません。

 

公立幼稚園採用候補は、あくまでも採用予定の名簿ですから、
公立幼稚園それぞれの採用決定を行なう立場の担当者が、
その名簿の中から選考し、面接を行い、採用の決定をします。

 

場合によっては、欠員が生じるまで採用が延期されることもあるので、
第二次選考に受かったからと言って安心する事は出来ません。